炊きたてのご飯

ご飯(白米)を炊く時に、あえて糠を入れてみた! 白米は味気なくて物足りない!

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白米のご飯は物足りない


我が家では玄米を購入しています。1年前までは毎日玄米ご飯を食べていましたが、最近はちょっとだけ精米して、3分づきにして食べています。毎日玄米だと、ちょっと胃に負担が大きいという女房の要望でこうなりました。3分づきにするだけで、玄米に比べ随分と軽くなります。そんな事で我が家は3分づきでお米を食べていますが、時たま玄米で食べると香ばしくてとても美味しく感じます。

※玄米で気をつけなければならないのはやはり農薬。自然農、有機栽培のお米でなければ玄米は食べない方が良いと思います。我が家のオススメはキトラファームです。

そんな事で我が家では普段は白米は食べません。白米ご飯を一口口に入れた時は美味しく感じるものですが、噛んでいるとすぐに飽きてしまいます。白米はなんだか物足りなく思います。白米は食べごたえがありません。

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ある日突然白米を頂く

土鍋で炊飯

そんな我が家の食卓ですが、つい先日女房がお世話になっているお寺の爺さんがふらっと我が家に現われました。手には何かを持参しています。
「これを食べてくれ」と5kgの白米1袋と、食パンを置いていきました。


「米は冷蔵庫で保管した方が良いぞ」と、その爺さんは言い残して去って行きました。


そのお米の精米日を見ると、どうも1年近く前の米だと云うのが分かります。食パンも消費期限が切れていました。きっとお寺さんですから、普段から頂き物を沢山戴くのでしょう。それで食べ切れなくなって、我が家に持ってきたのだと思います。

まあ我が家では消費期限なんかどうでも良いことなので、臭ってみて、味をみて問題がなければ、平気で食べる事にしています。そんな事からその白米も頂く事にしました。

我が家で白米を炊くのはとても久々です。最後に我が家で白米を食べたのが何時なのか、覚えていないぐらいです。炊き立ての白米ご飯を見た時に、あまりにも真っ白に輝いているのを見て驚きました。まさにこれぞ銀シャリです。一口食べるといつもと違う食感、味わい、香りに驚きました。おもわず「おお!」と言ってしまいそうになります。ですが、そんな驚きも一瞬だけでした。食べていてすぐに何か物足りなさを感じてしまいます。やっぱりいつものご飯の方が美味しいのです。

白米を炊く前にあえて糠を入れる

白米に糠を入れて炊く
炊く前に糠を入れてかき混ぜたところ

今日は女房が朝から寝こんでしまいました。そんな事で朝のうちにお昼ご飯の用意をしなくてはならなくなりました。炊いたご飯は何もありません。我が家には炊飯器なんて物はありません。炊飯は土鍋でしています。ですのでタイマーをセットしておけば、お昼に家に戻ってみたらご飯が炊き上がっているなんて事は絶対にありません。

ところがこんな時都合よく白米があることを思い出しました。というのも白米は15分もあれば炊き上がってしまうのです。蒸らし時間を入れても20分もあれば充分な時間です。米の浸水時間も10分で充分です。そんな事で出勤前に急きょご飯を炊くことにしました。

ただ先にも書いた通りで、白米は面白くないのです。食べていて悦びを感じません。他所の人はそんな事は全く思いもしないのでしょうが。我が家はある種のマニアなのかも知れません。

そこで私はちょっと考えてみました。白飯に食べごたえ、喜び、美味しさを加える為にどうしたら良いのか? 私が思いついたのは、土鍋を火にかける前に、糠を米に加えてみました。浸水させ水調整をすませた鍋の米の中に、大さじで4杯の糠を入れてかきまぜてみました。白かった米が漬かっている水が、薄茶色に変わります。

我が家では日々分つき米を食べている事から、糠には事欠きません。つねに作り立ての糠が台所にあります。それが役に立ちました。

糠を入れて炊いたご飯
炊き上がったご飯 糠というより研いだ時にでる玄米の欠片が表面に浮いています

さてご飯が炊き上がりました。炊き上がったご飯は、糠を入れた為少し黄色っぽい色に染まっています。5〜7分づき米の色に似ています。ほんのちょっと糠を入れただけなのに、白米の輝きとは明らかに違います。炊き立てを少し試食してみました。白米だけの味とは明らかに違います。分つき米に似て分つき米じゃなく、といって白米でも無いご飯です。面白くなかった白米が、これなら飽きずに食べられそうです。

せっかくの白米にわざわざ糠を入れて炊くなんて! と言われそうですが、この方が味わい深く美味しいご飯になります。騙されたと思って、1度試してみることを勧めします。玄米や分つき米を食べ慣れてしまうと、白米は実に味気なく、薄っぺらな味だったって事に氣がつくと思いますよ。白米なんて、ただの澱粉質のカタマリに過ぎないと。

糠には数々な栄養素やミネラルが含まれています。それが美味しさにも繋がるのでは無いでしょうか。現代人は間違いなくミネラル欠乏の状態にあります。いろいろ工夫してそうした不足しているミネラルを補うことが必要だと私は考えています。

そうそう、我が家のように糠を入れないまでも、白米は本当に軽く洗うだけに止めておくというのも、実は美味しいご飯を炊くコツです。昔からとぎ汁が透明になるまで洗いなさいと言われてきたと思います。ですがそこまで洗うと、本来の美味しさも洗い流すことになってしまいます。今の精米はゴミなんか殆ど入っていません。洗う必要も無いぐらいです(もちろん無洗米は論外です)。水に浸けて浮いたゴミを流す程度で充分です。研がなくて良いんです。

そうやって炊いた白米と、これまで云われた通りによく洗い研いだ白米を食べ比べると、その味の違いに驚きますよ。断然洗わないご飯の方が美味しいのです。

何にしても、「洗いすぎ」には良いことがありません。


ここまで読んで頂きありがとうございました。

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