ササニシキ

消えてしまった米、ササニシキがとにかく美味しい! 20世紀に人気だった銘柄 

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20世紀に人気だったササニシキという米の銘柄

みなさんはササニシキと云う銘柄の米を覚えていますか? 美味しいということで40年ほど前は、日本中を席巻した品種です。その天下もそう長くはなく、粘り気のあるコシヒカリに人気が移り、徐々に消え去っていきました。


■リンク:ウィキペディア・ササニシキの項

私が覚えているのは、1980年代のお弁当屋さんでは「ササニシキ使用!」というのが売りになるぐらい、人気のあるお米でした。50代の方なら、「ササニーシキ、ニーシキ、ニーシキ、ニーシキ♪」というコントのギャグを覚えている方もいるでしょう。

そんなササニシキですが、今ではお米屋やスーパーマーケットの店頭ではまず見かけません。消費者の好みが、より粘りのあるお米に移行してしまったため、すっかり忘れられたお米になってしまいました。今では、数少ない農家がひっそりと栽培する銘柄になってしまいました。

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21世紀にあえてササニシキを食べる

そんな絶滅危惧種のササニシキですが、我が家ではあえて選んで食べることにしました。きっかけはとある人が、「ササニシキは、今はやりの米と違いさっぱりしていて美味しいという」一言です。

懐かしさもあり、ネットで取り寄せてみました。調べてみると意外と全国各地で栽培されていました。

今回取り寄せたのは滋賀の琵琶湖のほとりで、無農薬、無化学肥料栽培されたものです。価格は5kgで4000円程ですから、思っていたよりも高くありません。現在食べているのが、北海道の無農薬栽培のななつぼし7000円ですので、割高感はあまりありません。(それは北海道のキトラさんの無農薬米です!)

何故お米は無農薬米が良いかは、以前書いた下記の記事に目を通して下さい。玄米を食べている人はとても大事な話です。

■減農薬は危険!ネオニコチノイド系農薬を使用して「減農薬」と表示

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左がななつぼし、右がササニシキ ともに玄米

早速届いたササニシキを、いつもの様に土鍋で炊飯です。明らかに炊いている時の水蒸気の香りが違います。炊き上がったご飯は、やはり粘り気が少なめで、そして稲藁のような独特の香味が漂います。

一口食べて、子どもの頃に食べたご飯の味を思い出しました。懐かしい味です。食感は今の米と違い、少し固め、モッチリとしていません。ですが、品の良い、凛とした味と香りがします。

「ササニシキって、こんなに美味しかったんだ!」

と、まず驚きました。そしておかず、塩っけが無くても、ごはんだけでぱくぱくと一膳食べてしまいました。食べた後も、いつもの様に変に胃が重い感じはしません。あっさりとした感じです。とにかくその美味しさに感動しました。

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これは0.5分から1分づきのごはん つまりちょっと削っただけの玄米

残念ながら北海道ではササニシキの栽培はないので、我が家の米を全てササニシキに切り替えられません。です、これからは消費量の1/2〜1/3程をササニシキに置き換えようと思いました。

それにしても、子どもの頃に食べていたササニシキがこんなにも美味しいとは思っても見ませんでした。

ササニシキがすたれた理由

こんなに美味しいのに、じゃあどうしてササニシキがすたれたのだろうと探ってみました。その理由はやはり栽培の難しさがあったようです。ササニシキは倒伏しやすく、そして冷害に弱い品種だという事です。1980年代の度重なる冷害、そして1993年の大冷害が大打撃になり、寒さに強い他品種へ栽培が移ってしまいました。

それ以外にも、日本人の好みの米の味が、よりもちっとしたものへと移行した事も、ササニシキがすたれた原因の一つです。

ササニシキの特徴 アレルギーをおこしづらい

コシヒカリとササニシキのこの食感の違いは何だろうと調べてみました。ササニシキはでんぷん質の一種アミロースが多いという特徴があります。アミロースが多いと、糖度は低め、炊きあがった米も硬めになるという特徴があります。

これがササニシキが品の良いあっさりした食感の米の理由です。そうした特徴があるため、お寿司屋さんなど、外食産業では今でもササニシキは人気の米なのだそうです。

それに対してコシヒカリが代表する、もちっとした品種は、アミロースを減らす為にもち米と掛け合わせるなどして作り出されました。それがあの粘り気のある甘みのある食感ということになります。

ところが私のようなおじさんの歳になると、このコシヒカリ系のもちっとした米は、どうも胃に持たれやすいんですよねぇ。というか、若い頃から胃もたれしやすかったので、もとからあっさりした米が好みでした。

■参考リンク:米アレルギーにはササニシキ

アミロースを減らすために、最近では遺伝子操作も行われているという話も聞きます。内海聡医師も、コシヒカリよりもササニシキのほうがいじっていないので安全だと、何かで語っていました。

ササニシキは純粋なうるち米と言えるそうです。それにたいしてコシヒカリ系はもち米の比率が高い品種で、その事がアレルギーに関係していると考えられます。はっきりした原因は分かりませんが、いじり過ぎた結果ではないでしょうか。それが内海聡先生が、ササニシキの方が安全だという理由の一つ理由でしょう。

ここまで長々と書いてきましたが、今回の記事を書いた目的は唯一つ、「ササニシキは美味しい」、これに付きます。

最近全く目にしなくなったササニシキですが、こんなに美味しいお米だったんですね。人によっては、固くて、パサパサしていると感じる人もいるでしょう。ですが、食べて間違いなく胃の負担が少ないのは、ササニシキですよ。

無農薬ササニシキを販売している業者一覧

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根っこやさんで買った滋賀県島村市の梅村さんのササニシキ


最後にネットで見つけたササニシキを販売しているサイトを紹介してこの記事を締めたいと思います。どれも無農薬栽培のお米ばかりです。

私が今回購入したのは、「根っこや」さんのササニシキでしたが、それ以外の米も順次試してみる予定です。

ササニシキを炊く日は、ごはんがとにかく楽しみです。冷えても美味しいですよ、ササニシキは。

●根っこや 大阪・柏原市のお込めと自然食品専門店 (滋賀県産)

●おこめナビ(東北各県)

●自然栽培米専門店 村田自然栽培米ササニシキ

●産地直送 <特別栽培米>化学肥料不使用 【 玄米】ササニシキ 令和3年産 【めんこいお米】『20kg』 (秋田県)

●フォレストファーム 無農薬、無肥料、自然栽培ササニシキ(秋田県)


ここまで読んで頂きありがとうございました。

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