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生ライ麦の粒でパンを作ってみよう
以前このブログで生米パンの作り方について取り上げました。今回はそれを応用して、生ライ麦粒を使ってパンを作ればどうなるかを試してみました。ライ麦粉ではなく、粒の生ライ麦からパンを作ってみました。
レシピは生米パンと全く一緒です。復習を兼ねて手順を1から説明したいと思います。
材料
ライ麦粒:1合
お友達の農家、和田さんの無農薬栽培ライ麦を使用しました。ライ麦粒、ライ麦粉に興味の有る方は私に連絡ください。和田さんに取り次ぎます。
塩:小さじ1杯
油:大さじ1杯
油は大豆油でもオリーブ油、ごま油、菜種油等何でも使えます。オリーブ油を使った場合、独特の風味がついて私は大好きです。
酵母:3g
今回は白神のドライ天然酵母を使いました。スーパーマーケットで普通に売っているドライイーストでも構わないと思います。
はちみつ:大さじ1杯
やはり糖分を入れた方が発酵が良く進むようです。私ははちみつを使いましたが、白砂糖、黒糖、メープルシロップでも構いません。ただし合成甘味料は不可です。あれは食品じゃありません。甘味を付けるのでは無く、発酵促進の為に糖分を入れます。
作り方
1 ライ麦を水に浸けます。
最低でも半日ほど水に浸けて下さい。ライ麦は水に浮くので、途中何度かかき混ぜてよく水に浸け込んで下さい。
2 ライ麦の水切りをします。
水に漬け込んだライ麦をザルにあけ軽く水切りをします。きっちり水を切らなくても大丈夫です。
3 ライ麦をミキサーにかけます。
ミキサーにライ麦、塩、油、ドライイースト、そして水1/2カップ程度を入れます。水は40度程度のぬるま湯を使うと発酵が早く進みます。
ミキサーを回します。ライ麦は硬いので中々ドロドロになりませんので、様子を見てさらに適当に水を入れてかき混ぜます。
その際ミキサーのモーターが加熱しないように、休み休み回すと良いと思います。ドロドロになれば終了です。
つぶつぶ感がなくなれば最高ですが、あっても構いません。適当で大丈夫です。
4 パン型にオーブンシートを敷きます。
5 出来上がったパン生地をパン型に流しこみます。
生米でつくった時と違い、パン生地はちょっとごわごわした感じになりました。
6 発酵させます。
パン型をビニール袋などに入れて発酵させます。袋に入れるのは乾燥防止の為です。発酵時間は適当です。30分〜1時間程度発酵させます。2〜3割程膨らめば十分です。なんにしても食べられないような大失敗は、これまでの経験からまず起こりません。自分が良いと思ったタイミングで発酵を終えます。
7 オーブンで焼きます。
予熱しておいたオーブンにパン型を入れます。温度は180度、約40分焼きます。時間が来たら焼き串を刺して、中まで焼けているか確認して下さい。生焼けでしたら、更に適当に焼時間を伸ばして下さい。
8 焼けたパンを冷まします。
ケーキクーラ、なければザル等を使って、焼き上がったパンを冷まして下さい。焼き上がり直後は、少しべちょっとしている事が多いですし、冷えた方が切り分けしやすいです(ナイフにパンがくっつかない)。
焼き上がった生ライ麦パン
見事ライ麦の粒からパンが焼けました。仕込みから焼き上がりまでせいぜい1時間30分ほどで完成です。生米パンと違い、やはりライ麦で作ったパンは少し酸っぱみの有る味になります。そしてあまり膨らみません。ずしっとした仕上がりになりました。
独特のライ麦の香りがいい感じです。ライ麦は米と違い柔軟性の有る粒ですので、どうしてもキレイにミキサーで粉砕されません。そのため焼き上がったパンには粒ぽさが残ります。これがまた私には良い食感にに感じます。
生米パンの作り方を応用して、今回はライ麦パンをつくってみました。このパンの作り方はホント簡単です。同じように大麦、オーツ麦などいろんな雑穀で試してみると面白そうです。
生米パンの応用
これまで30回ほど生米パンを焼いてみました。やはり回数をこなすと上達してきます。パウンドケーキの型で作ると、より良い感じに仕上がりました。
ここまで読んで頂きありがとうございました。記事が面白いと思ったらシェアしていただけたらとても嬉しいです。