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紅茶ゲバラの有機革命！
先日ちょっと面白い和紅茶を発見したのでご紹介します。この紅茶は、北海道東部の弟子屈町の雑貨屋さん・辻谷商店で見つけました。その名も「紅茶ゲバラ」。パッケージもそのまんまです。あの有名な肖像画を全面に使った紅茶です。紅茶とは到底思えないパッケージに、最初商品を手に取るのを躊躇したほどです。
名前が恐ろしげで、覚悟して飲まないと長々と演説を聞かされてしまいそうな紅茶ですが、これがとっても素直な紅茶でした。名前が恐ろしげで、どんな革命的な味かとちょっと変な期待をしてしまいました。
さっそくいただいて見ると変な期待とは裏腹に、静岡らしい甘くまろやかな、優しい味の紅茶でした。ちょっと拍子抜けです。口に含んだ瞬間、ほのかに甘い香りが口に溢れ、とても柔らかなのどごしの紅茶です。過激な名前とは正反対の優しい紅茶でした。
この優しい味は何かに似ていると思いました。そう、同じ静岡の聖心女子学院直営・不二農園で作られている「お嬢様ご用達紅茶」と。ゲリラとお嬢様が似ているのも面白いものです。紅茶ゲバラの茶葉はやぶきた・在来茶なのに対し、不二農園はただにしき、と違う茶樹を使用しているのですが、この風味はやはり静岡の持つ風土なのでしょうか？
夢屋・Y’s Farm
この紅茶ゲバラは、静岡の川根本町の高山に有る「夢屋・Y’s Farm」さんの紅茶です。お店のポップにはたしか標高650mと書いて有りました。この茶園は羊も飼育していて、その羊の糞から作った完全醗酵の堆肥と山草の有機肥料で育てられた茶葉で作られた紅茶です。農薬も一切使用しておりません。
茶園主は有機革命に情熱を傾けられた方とお見受け致します。パッケージの裏にはこんな言葉が印刷されていました。
Organic revolution
有機革命
もし我々が空想家のようだといわれるならば、救いがたい理想主義者だといわれるならば、出来もしないことを考えているといわれるならば、何千回でも答えよう、「そのとおりだ」と。
チェ・ゲバラ
この紅茶、ネットでいろいろ調べて見ましたが、殆ど情報が有りません。Facebookと川根本町の茶園を探訪された方のブログにその名が出ているぐらいでした。少人数の手積みで作られた紅茶なので、とても生産量が少ないんだと思います。
そんな稀少な紅茶ですが、40gで600円なんていう安い価格で売っていて大丈夫なのかなと？ ちょっと心配してしまいます。
夢家
夢家 – 榛原郡川根本町東藤川,1711-2, Haibara-gun, Shizuoka, Japan 428-0414 – Rated 4.6 based on 9 Reviews “天空の樂園。 そこに暮らす、ゆる〜い２人がまた最高‼️”
そんな訳で、多くの人の目には触れることが少ないと思われるこの紅茶ゲバラ。ゲリラだけに、神出鬼没で、思わぬところで目にすることが有るかもしれません。滅多に出会えない紅茶ですので、その時は是非手に取ってもらいたいと思います。
ちなみにこのY’s Farmでは緑茶も作っています。その名も「緑茶ゲバラ」。
これが緑茶ゲバラ！ 優しい味の良いお茶です。
他にも私が見つけた有機栽培、無農薬栽培の和紅茶やお茶を紹介している記事をかいております。参考にしてください。
リンク：日本各地の有機栽培茶、無農薬栽培茶を作るお茶農家さん一覧
ここまで読んで頂きありがとうございました。記事をシェアしていただけたら有難いです。 東倉カララ