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和紅茶が秘かなブーム?
私は紅茶が大好きで、子供のころから紅茶を楽しんでいます。その頃の田舎では紅茶を買おうとしても、日東やTwiningsとかLipton位しか手に入りませんでした。今じゃインターネットの通販で、それこそ産地を、収穫季節を指定した茶葉が手軽に楽しめます。
紅茶といえば、インドやスリランカが有名ですが、細々とながら日本の茶園でも紅茶が作られています。明治期に外貨を稼ぐ輸出品として生産されたのが、日本の紅茶の始まりのようです。その後順調に紅茶産業は拡大していったようですが、1971年に輸入紅茶の自由化で産業は大打撃を受けます。日本の紅茶産業は、インドやスリランカの紅茶との価格競争に破れ、壊滅的打撃を受けたようです。
それでも各地に細々と、和紅茶の伝統を守り続けている茶園が生き残っていました。しかも近年はその和紅茶が国際的にも高評価されるほど息を吹き返してきたようです。しかも従来の茶園が和紅茶の生産に乗り出すところが現われてきたようです。先日鹿児島・志布志の和香園まで和紅茶を販売するというニューズを知り驚きました。
どうも紅茶ファンの間で和紅茶のブームは本物になりそうな予感です。
我が家で楽しんでいる和紅茶を紹介致します
我が家では主に無農薬、オーガニックの紅茶を中心に楽しんでいます。やはり茶葉は洗わずにそのまま製茶する作物ですので、無農薬が一番だと私は考えています。なんせ日々頂くものですから。
天野製茶園〜あまたま農園 和香茶工房〜
私が一番好きな和紅茶は、熊本の「天野製茶園〜あまたま農園 和香茶工房〜」さんのもの。
1979年から無農薬、無化学肥料でお茶づくりを続けている茶園です。熊本の標高500m以上の山の中で作られた自然の恵みいっぱいの紅茶です。私の一番のお薦め和紅茶はここです。私はここの上紅茶が一番のお気に入りです。他にも体を温める生姜紅茶や、醗酵が浅めで若々しく爽やかな飲み口の「天の紅茶さやまかおり」も素晴らしいと思います。
ここの紅茶は、ちょっとスモーキで、ほんのりと甘さを感じます。そしてなんといってもエグミが少なく、とても優しい味の紅茶です。まさに「和」の紅茶です。何だか飲んでいてホッとする、のはやはり日本人の体には日本の大地が作ったものが合うのでは無いでしょうか。
無農薬茶と紅茶の水車むら農園
次に紹介するのは、静岡の水車むら農園さん。
こちらの茶園ももちろん無農薬・無化学肥料で育てられた茶葉を使用して作られています。ここでは非常に稀少な茶木「べにひかり」で作った紅茶が楽しめます。やはり渋味少なくまろやかな味ですが、静岡らしくしっかりとしたコクを感じられます。私が和紅茶に初めて出会ったのはこの茶園でした。今でも初めて飲んだ時の感動は忘れられません。こんな優しい味の紅茶が有ったんだ!と。
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ここまで読んで頂きありがとうございました。記事をシェアしていただけたら有難いです。 東倉カララ