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毎日至福のハーブ風呂三昧!
正月から我が家は毎日ハーブ風呂に入っています。夏に作っておいた乾燥ハーブを薬罐で1日煮出して抽出液を作り、あとはお風呂の湯にその溶液を注ぐだけです。
1日煮出したハーブの溶液は、番茶のような色になります。
乾燥ハーブをそのままお風呂に入れておけばもっと手軽なのですが、それでは充分に葉からエキスが出てきません。その程度だとお風呂にただ色をつけただけです。なのでお風呂用には、あらかじめ煮出した液を作っておくと良いです(実はこれは女房のアドバイス)。
この10日間で試したのは、ビワの葉、スギナ、ヨモギ、ドクダミ、セージ、ラベンダー、エキナセア等々。家の庭に生えているハーブ、薬草なら何でも使ってみました(ビワの葉だけは購入した物。女房がビワの葉温灸用に買ったものの使わず枯葉になってしまったもの)。
それら乾燥ハーブを豪快な量を薬罐に入れて(ハーブティーなら20回分にも相当するかも)、あとはずーっとストーブにかけっ放しにしておくだけ。私の家では薪ストーブを使用しているので、幾ら長時間煮出してもガス代がかから無いのが有難い。
ストーブがなければ「保温」で、ガス代節約
植物に含まれるエキスを余す事なく利用するために、長時間煮出します。ストーブを使って煮出せられれば、ガス代がかかりません。ですが薬罐をかけておけるようなストーブが無い家もあるでしょう。その場合はどうすればいいか、ちょっと考えてみました。
コンロで長時間煮出すのはガス代が高過ぎます。IHしかないと云う家もあるでしょう。そこで思いついたのは、「保温」です。薬罐など(無ければ鍋でも良いと思います)にハーブを入れて、お湯が沸騰するまでコンロ等で沸かします。その後その薬罐を、毛布、セーター、コート、タオル等、何でも良いので厚手の布等でしっかりとくるみます。後はそのまま放置です。これなら長時間高温がキープされますので、充分に葉からエキスが抽出されるのでは無いでしょうか。
ハーブの効能
ハーブと云っても、その品種によって効能はまちまちです。そこで手元にある物について、どのような効能があるか一寸調べてみました。
リンク:スギナ茶の効果・効能って?知っておきたい7大効能とは
スギナは何と云ってもシリカが豊富 天然のケイ素マムです
リンク:セージの効能・効果
セージには抗菌・抗ウィルス作用を持つそうです
リンク:びわの葉の効能|びわの葉化粧水やびわの葉温灸の方法もご紹
殺菌・鎮痛等の作用が期待出来る
リンク:ドクダミ,どくだみ,毒溜,毒痛,十薬,Houttuynia cordata,ドクダミ科
湿疹など皮膚トラブルに
リンク:オレガノの効能と効果!使い方から副作用まで
天然の抗菌剤として知られる、強力な抗菌作用を持つと云われています
リンク:よもぎの効能と使い方|女性にやさしいハーブ、身近な万能薬
血行促進、リラックス効果、体を暖めるならヨモギ
その日の体調に合せて、いろんな葉を使い分けるのも面白いかも知れません。植物によって、いろいろな効能の違いが面白い。ただの雑草と思っていた植物にも、何か効能があるかも知れません。
これまで庭で繁茂し過ぎたものは、ただ刈り取りをして堆肥にしてきました。これからは、それをお風呂に使わない手は無い。伸び過ぎて切り戻ししたラベンダーの葉や茎も良い入浴剤になりそうです。これはますます面白くなってきました
ハーブ・薬草の在庫整理として
カラスの額のように狭い我が庭・畑ですが、それでもあちこちに沢山のハーブを植えています(勝手に生えてきます)。それ以外にスギナやヨモギ、ドクダミもそこら中に生えています。毎年それらを夏の間にせっせと収穫しては乾燥させ、ハーブ茶として利用しています。ところが乾燥した植物の葉はかなり場所を占有します。保管庫に入れておくと、どうしても手前の物から使ってしまいます。なので気がつけば何年前に収穫したのかがもう分からないような物が、保管場所の奥から出てきたりします。
今年の正月はそうした保管庫の掃除をしました。すると出てくる出てくる、5年も10年も前に収穫した、すっかり枯れ草色に劣化したヨモギやスギナの袋が。それらをただストーブで燃やして処分するだけならはもったいない。しかも大量に消費するなら風呂に入れるしかない!。と言うことでハーブ風呂を思いつきました。
昔千葉県の大多喜村にハーブアイランドと云う施設があって、そこの売りの一つにハーブ風呂があった事を思い出したのも切っ掛けです。
半日以上煮出したハーブ液は、濃い番茶のような色になります。臭いは植物の種類によって違いますが、ちょっとした漢方のような臭いになってきます。
ストーブの上でコトコトと煮出していて良い点は、部屋の中がハーブの匂いで満ちる事です。ラベンダーなどを煮出していると、とても良い香りが満ちます。煮汁をお風呂に入れれば、薄茶色に濁ります。このお風呂の色は、知る人ぞ知る東北海道の名物温泉・モール温泉の色に似ているので、入ればちょっとした温泉気分にもなります。
以上、たまたま在庫整理、保管場所整理で大量に出てきた古い乾燥ハーブの有効利用法でした。
ちょっとした思いつきでやってみたハーブ風呂ですが、思いの外快適で、楽しいお風呂時間になりました。お湯は滑らかなになるし、温まるような気もするし、それに各薬草固有の薬効も期待出来ます。
そんな事で、今年の春から、今まで以上に熱心にドライハーブ造りに励んでしまいそうです。飲用用に幾ら作っても、これなら大丈夫。残ればお風呂に入れてしまえばいいのですから。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
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