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庭の雑草も食材に
我が家には小さいながらも畑があります。北海道ですから一年の半分は収穫できません。ですけれども春から秋にかけて様々なものを収穫する事が出来ます。
小さな畑ではありますが、草むしりをサボると、それこそあっという間に雑草畑になります。その中でも、「ハコベ」の繁茂率の高い事。気がつけば、空いている地面は全てハコベで覆い尽くされてしまうなんてことはいつもの事です。もちろん農薬、除草剤なんて毒は畑には撒きたくないので使いません。何時も手作業でそんな「雑草」を抜いています。
抜いても抜いてもどんどん繁殖するハコベ、そんな厄介なハコベですが、実は食べられます。食べられるどころか、「春の七草」ですから、立派な薬草です。そんな素晴らしい食材をただ抜くだけではもったいない。ただで手に入る食材を活用して、食卓を豊かに、そして健康にに役立つなら食べない手はありませんね。
我が家のハコベの食べ方
①ハコベを抜く
②葉が細かく、葉の間にずいぶん土が入り込んでいるので、丁寧に洗う。もちろん根っこも丁寧に洗っても戴くと良いでしょう。
③さっと沸騰した湯で茹でる。葉が軟らかいので数十秒でゆで上がります。茹でた後は普通のお浸しと同様に、水を切る。
今日の我が家のお昼は、そのハコベをゴマ和えに仕立て上げました。
ちょっと青臭い味は、野性の味。やはり野菜とは味が違います。ちょっと泥臭い風味もありますが、そこがこのハコベの魅力。味の癖は少ないですよ。
その他天ぷらにしても美味しいです。
ハコベは薬草
ハコベは庭にどんどん生えて邪魔な雑草扱いされていますが、立派な薬草、しかも春の七草の1つです。北海道ではお正月にハコベを手に入れるなんて全く不可能ですが、今の時期なら毎日食べ放題です。(←そんなには食べない)
「家の庭にレタスが次々と生えてきて、いくら抜いてもすぐにレタスだらけになるんだよねー。困ったねー」なんて話は聞いた事がありませんが、それがハコベならよく聞く話。野草は生命力がとても強く、エネルギーのつまった植物です。
ハコベは古来から炎症を和らげる作用が知られており、健胃や整腸に効果があるといわれています。そんな有益な植物をただ雑草にしてしまうなんてもったいないと思います。食べなきゃ損損。庭には他にも食べられる雑草扱いされている食物がありますよ。
何でもかんでも値上がりのこのご時世、ただでいくらでも食べられるものが庭に勝手に生えてくるなんて、食べない手はありません。しかも胃や腸の健康に役立つなんて、食費も医療費も節約できるかも知れません。
ご注意:ハコベに似た草で有毒なものもあるかも知れません。実際に食する時には間違いなくハコベである事を見分けらる人のみお試し下さい。あくまでもご自分の責任の元お試し下さい。私は結果について一切責任は持てませんのであしからず。
ここまで読んで頂きありがとうございました。記事をシェアしていただけたら有難いです。 東倉カララ