ダージリンのマカイバリ茶園から春摘み紅茶、DJ1が発売になりました 1

ダージリンのマカイバリ茶園から春摘み紅茶、DJ1が発売になりました

紅茶も新茶の季節がやって参りました

3月の末にダージリンのマカイバリ茶園の春摘みの新茶、DJ1が発売になりました。4ヶ月の冬季休園明けの、今年最初に製造された紅茶です。

ダージリンでは春摘みの紅茶の事をファースト・フラッシュと呼んでいます。マカイバリ茶園ではそのファーストフラッシュの、一番最初に製造したロットの紅茶をDJ1と呼んでいます。DJ1とはDarjeeling lot No.1の意味です。冬が明け芽吹いたばかりの新芽で作られた、一番フレッシュな紅茶がこのDJ1なのです。

マカイバリ茶園の今年の初茶摘みが3月14日に行われました。今年は茶摘みが始まる前に降雨があったそうで、おかげでより元気な新芽が芽生えたと聞いています。総勢200名の茶摘みさん達によって摘まれた茶葉は、その日の内に製茶され紅茶になりました。正に出来立てのフレッシュな紅茶がDJ1です。

マカイバリ紅茶の茶袋の裏面
茶袋の裏側。収穫日まで記載されています。

下記はマカイバリ茶の日本代理店、マカイバリ・ジャパンのサイトに掲載された、2019年度のマカイバリ茶園の初摘みの記事 ここからDJ1も購入出来ます

ダージリン紅茶 2019年ファーストフラッシュ【初摘み紅茶DJ-1】

紅茶の中の紅茶、ダージリン マカイバリ紅茶の総代理店マカイバリジャパン。マカイバリ紅茶はバイオダイナミック農法による、最高級のダージリン紅茶。有機紅茶、有機緑茶、有機烏龍茶、アーユルヴェーダハーブティーを通販

★マカイバリ茶園については、下記にも詳しく書いています。

リンク:ダージリン茶のマカイバリ茶園 2018年のオータムナルは素晴らしい出来です 

リンク:ダージリン茶といえばマカイバリ 2018夏摘みセカンドフラッシュ発売開始

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DJ1を早速いただく

マカイバリ紅茶 DJ1の袋
DJ1のパッケージ。アルミの袋に入っています。

先日マカイバリ・ジャパンからDJ1入荷のお知らせが届きました。DJ1は縁起物です。毎年この紅茶を楽しみに待っていたと言う事もあり、私はすぐに買ってしまいました。DJ1を楽しむのは、毎年春恒例の行事です。

紅茶が届いて早速封を開けます。すると袋からは、紅茶とは思えない、ファーストフラッシュ独特の、草のようなちょっと青々しい香りと、マカイバリ茶独特の豊潤な香りが立ち上ってきます。軽やかな、それでいてエネルギーに満ちた優しい香りです。マカイバリ以外にこんな優しい香りの紅茶はありません。

マカイバリ紅茶DJ1の茶葉
DJ1の茶葉

茶葉を皿の上にあけてみます。見ての通り茶葉を萎凋させて乾燥させただけの、葉の形そのままの茶葉が出てきます。カットされていない、摘んだそのままの茶葉です。

台湾茶を飲み慣れた方なら、もうお馴染の形状だと思います。氣のせいか、今年の茶葉は例年よりも少し大きいように思えます。この様にカットされていない茶葉は、他の茶園の紅茶ではあまり見た事がありません。

この茶葉を蒸らせば、ポットの中で茶葉が開き、摘んだ時そのままの形状に戻ります。蒸した後の茶葉を楽しめるのもDJ1の特徴です。

DJ1のもう一つの特徴は、見ておわかりいただけるように、茶葉色が茶色っぽくない事です。紅茶といえば濃い茶色の茶葉を思い浮かべますが、まるで野草茶のような濃緑色の茶葉です。

中にはただ乾燥しただけにしか見えない、緑色の茶葉も混じっています。春摘み茶は他の季節の茶と違い、葉の水分が少ない事から醗酵が浅い紅茶になります。それがこの青々しい茶葉を生みだします。

私は初めてこの茶葉を見た時に、本当にこれが紅茶の茶葉なのか? と驚きました。香りも青々しく、自分で作った野草茶のようです。例えるなら、茶葉で作ったハーブティーといった趣です。

マカイバリ紅茶 DJ1の水色は美しいオレンジ色
水色は美しいオレンジ色

早速届いたばかりのDJ1を淹れてみます。蒸らし時間は長めの6分にしてみました。アンカットの茶葉の場合、蒸らし時間を長めにとり、茶葉を十分に広げた方がコクのある美味しい紅茶になります。長めに蒸らしたにも関わらず、でき上がった紅茶は薄いオレンジ色で、まさにゴールデンな色の紅茶になります。

寒い厳しい季節を耐え抜いて開いた茶葉ですので、爽やかな味わいですが、とてもエネルギーに満ちあふれた味がします。こちら北海道も長い冬が終ります。一足先にDJ1で春のエネルギーをいただいて、これから秋までいろいろがんばるぞーと言う氣力が涌いてきます。

茶は季節毎の茶葉の味の違いを楽しめます

マカイバリのように季節毎の紅茶を出荷してくれる茶園は、その季節による味の違いを楽しむ事ができます。本当は日本の緑茶も同じです。緑茶は新茶ばかりが有難がられますが、その季節で随分と味も香りも異なります。季節の味を楽しめない日本人の緑茶の飲み方はもったいないと私は思っています。

2019年度のマカイバリ茶園の活動は始まりました。DJ1に続いて、来月には最高級茶葉で作ったファーストフラッシュ、「シルバーティップス」も出荷されるはずです。特別に手をかけて栽培された茶畑から、丁寧に1芯2葉の茶葉だけを手摘みされ、手もみで作られる特別な紅茶がシルバーティップスです。これも楽しみで仕方がありません。


ここまで読んで頂きありがとうございました。記事のシェアをお願いいたします。 東倉カララ

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