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腕を酷使すると、頭が疲れます
私は職業柄一日中パソコンに向かって作業をしています。ですので腕をとても酷使します。繁忙期などは肘が痺れるなんてこともあります。そんな日々が続くと、疲れが蓄積して、頭もなんだか冴えません。首筋や肩も凝り、頭痛を起す事もあります
整体師でもある妻が、そんな私の状態を見て、「肘湯」がとても良いからと勧めてくれました。「肘湯」とは、読んで字のごとしで、熱いぐらいのお湯に肘(もしくは肘から先全部)をお湯に浸け温める事です。細かい説明は後にして、やり方を簡単に説明致します。
肘湯のやりかた
- たらいを用意します。サイズは最低でも肘が浸かる深さと、大きさのもの
- たらいにお湯を張ります。お湯の温度は高くても45度ぐらいまで。ちょっと熱いぐらいが心地よいです。
- Tシャツ1枚になるなどして、たらいの湯の中に肘を漬けます。もし可能なら、肘から指先全体までを湯に沈めます。両腕を1度に出来ればいいのですが、無理でしたら片方ずつで構いません。
- そのまま4分間、湯の心地よさを感じながらじーっとリラックスします。この時腕の力を抜いて下さい。
- 途中差し湯をして、冷めかけた湯を暖めても良いでしょう。疲れた体は冷えているので、すぐに湯の温度が下りますので。
- 時間が来たら、肘を湯から取りだし、冷えないようにタオルで良く水分を拭き取ります。
注意:熱めの湯が良いとは言え、熱湯に注意して下さい。あくまでも心地良くが基本です。また差し湯の際も、腕に熱湯をかけないように注意して下さい。
※肘湯のお湯に、ラベンダーなどのエッセンス、ヒマラヤソルト、エプソムソルト等を入れると、よりリラックス効果が高まります。
肘湯が頭の疲労回復に何故良いか
整体師の我が女房曰く、肘、腕を使いすぎる仕事は、頭がとても疲労してくるそうです。腕と頭は密接に関係しています。腕の緊張が肩や首の緊張につながり、首が緊張すれば頭への血液の循環も悪くなります。だから頭に疲れがたまり、頭が疲労してくれば、良いアイディアなんか浮かばなくなるだろうし、もちろんそんな状態では、仕事もはかどりません。
肘湯がどのように緊張の緩和に良いのかと言うと、まず肘、腕を温めます。すると腕の筋肉が緩みます。腕の筋肉が緩めば肩の筋肉も緩み、肩が下ります。肩が下れば、首の緊張がとけて血流も良くなり、頭に血が回って疲労が取れると言う事のようです。
肩が上がっていると言う事は、緊張状態が続いている事ですから、肩が凝ったり首が凝ったりするわけですね。なので肘湯で肩の力が抜ければ、そういった筋肉も緩みます。。
頭の疲労を開放する為、腕の疲労を開放させる必要が有ると言う事です。そういった理由で肘湯は頭だけではなく、首や肩凝りの解消にも繋がります。
実際のところ、肘湯をした後で、首や肩の凝りがすっきりします。日々の仕事で常に肩が上がり、首回りが緊張状態が普通になっていると、それが当たり前になってしまい、そのことに気がつきません。そんな緊張状態が常態になっていると、肩凝り、頭痛の原因になってしまいます。
肘湯を行うと、頭だけではなく、体の緊張も解けてとてもリラックスする事が出来ます。肘湯をした後など、とても心地よくなり、眠気が兆してそのまま寝てしまう事も多くあります。
部分を温めて緩める事で、全体を緩めてしまうのが、この肘湯のすごいところです。
頭痛にも肘湯が有効です
頭痛の際は痛みの為に、寝られないと言う事がありませんか? 私の場合は、ズキズキと痛む頭の為に寝られないと言う事が良くあります。きっとそんな時は脳内がとても緊張しているんだと思います。
そんな時にも肘湯が有効です。肘湯で頭の緊張が緩めば、寝てしまえる事があります。寝たいのに寝られないのも辛いもの。不眠が頭痛を長引かせる事になります。
最後に
腕の力を抜く、腕の疲労をとると言う事は、とても大事です。腕に力が入っていては、良い仕事も出来ませんし、良いアイディアも浮かびません。
日常の生活に、肘湯の習慣を取り入れる事を、声を大にしておすすめ致します。こんな単純な事で疲労が取れるのかと疑問に思う人も多いでしょうが、肘湯の良さはやったものにしか判りません。
特にクリエイティブな仕事をしている人は、腕の力みが抜けるととても頭が軽くなり、良い発想が浮かびますよ!
体を緩めるといえば、この気功法はとても役に立ちます。合わせて実行してみてください。自分で自分の体を緩める方法を身につけるというのは、とても役に立ちますよ。
ここまで読んで頂きありがとうございました。記事をシェアしていただけたら有難いです。 東倉カララ