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越冬苗のメリット
私の家には小さいながら畑があります。たとえ小さな畑でも、色々な作物を育てています。自分の食べ物を作り出すというのは何とも云えない喜びがあります。
殆どの野菜は毎年春に苗を買い育て、そして秋になれば枯れてしまいます。なので又来年苗を買うという事を繰り返しています。種を採取して苗を作れば、毎年苗なんか買わなくてすむのですが、それだと成長が遅く収穫時期がかなり遅くなります。
北海道の場合、しかも私が住むオホーツク地区の場合は春がとても遅いという事もあります。そして野菜の種類によっては、種からだと成長が遅過ぎて、十分に実が生長しないなんて事もあります。
そんな事から、この秋我が家では、野菜の越冬苗作りに挑戦する事にしました。毎年苗を買わなくてすむから、お金の節約になるなんて言う、ケチな発想からではありません。
越冬苗を翌春再び畑に移植すると、その後の成長、そして実の収穫がとても早いと云うのです。収穫が早ければ、それだけ収量も増えるという事で、とても良い方法だとおもいます。うまく行けばですが。
野菜の苗を越冬させるメリット
ということで、越冬苗を作るメリットは3つあります。
1 翌春再移植すると成長が早い
2 早くから沢山収穫出来る
3 苗代、種代などのお金の節約
と言う事で、そんなに都合の良い事があるものか、実際に自分で実行してみる事にしました。結果は来年の夏にはっきりするはずです。
この記事は越冬中の途中経過、そして来春に移植してからの様子と、続きをお知らせする予定です。
越冬苗作り大作戦
それでは、越冬苗作りに取り組んでみます。今回は、ピーマン、ナス、シシトウの越冬苗作りに挑戦してみました。どれも大きく育った者たちです。このままほおっておくと、あと2週間もすればみんな霜にやられて枯れてしまいます。
1 越冬させる苗を選び掘り起こします
まずは苗を掘り起こします。私の職場の休みは日曜日しかないので、天気が悪かろうが今日やるしかありません。と言う事で、雨、時折アラレが降る中、手をかじかませながら作業を行いました(お陰で翌日体調を崩して、半日寝込んでしまいました)。
2 枝葉を落とします
次に、枝葉を最小限に落とします。小さな芽を残して、ばっさりと切り落とします。目処としては根から3枝程度を残して、それより上は切落してしまいます。残した枝も、3芽程残して、それ以上先のものは切り落とします。
3 根をキレイに洗います
次は根についた土をキレイに洗い流します。根もずいぶん大きく育っているので、ばっさりと小さく切り詰めてしまいます。目処としては、半分以上切り落すのが良いでしょう。
4 苗をポットに移植します
本当なら各株ごとにポットや鉢に入れたいところですが、私の管理の都合で大きめのプランターに全株収める事にしました。鉢入れに使用する土ですが、肥料分のない種まき用土が必要です。普通の培養土だと、肥料分が入っているので、苗の越冬には向きません。肥料分は要りません。越冬ですので、成長して欲しくないのです。
苗を鉢に移植したら、あとはたっぷりと水を灌水します。鉢の底から水が出ますが、2〜3度水やりをして、土にしっかりと水分を含ませておきます。
5 乾燥等に気をつけて管理します
出来上がった越冬苗は、日当たりがよく、しかも朝晩の冷え込む時間でも5度以下にならない場所で管理します。北海道の家の場合、日の当る場所は結構な温かさになってしまうので、なかなか保管場所が難しい。あと土の乾燥にも注意しながら半年間管理します。
来春に、再び畑に移植する日が今から楽しみです。
その2は、真冬の苗の様子をお伝えいたします。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
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