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オオバコで納豆を作る
先日は庭に生えているエゾウコギで納豆を作った記事を投稿しました。エゾウコギは中々お目にかかれない珍しい樹木ですが、今回はたぶん何処の庭にでも勝手に生えているオオバコで納豆作りを試してみました。
そうです今回はオオバコです。庭や畑に勝手に生えてきて、やっかいな「雑草」扱いされているオオバコです。我が家の畑のど真ん中にも、オオバコは勝手に生えています。そのオオバコの葉を使って納豆を作ってみました。
雑草扱いされるオオバコですが、これまた薬効があり、生薬としてせき止め、下痢止め、炎症を抑えるなどの効能があります。無駄なものはこの世には無いのですね。
オオバコ納豆の作り方
手順は前回と同じです。使った葉っぱがオオバコというだけです。今回は大豆をしっかりと軟らかく煮込んでから仕込んでみました。詳細な手順は下記のリンクを参照してください。
軽く洗って埃、泥を落としたオオバコを、容器の底に敷き詰めます。
茹でて水を切った大豆を、未だ熱いままで容器に入れます。
大豆にフタをするように再びオオバコで覆います。
容器は密閉しないように、でも乾かないようにキッチンペーパーなどで覆ってから上蓋をします。上蓋ももちろんきっちり締め切らずに、少し縁を空けておきます。
12時間ほどすると、独特の醗酵臭、納豆臭が部屋に漂ってきます。ただオオバコの場合、何故か臭いがマイルドです。
24時間経過しました。豆の表面は白い膜状のものに覆われ尽くされています。かき混ぜてみると、糸を引きます。まるで納豆です。いや納豆です、これは。オオバコ納豆の完成です!
オオバコ納豆完成!
食べてみると、前回のエゾウコギよりも臭いはマイルドに仕上がっています。豆をしっかりと軟らかく煮たせいなのか、味わいはオオバコ納豆の方が上です。いずれにしても、市販の納豆のようにそれほど納豆臭くはなく、味も香りもマイルドな納豆に仕上がりました。
我が家の場合20年前のヨーグルトメーカーを使用して納豆を作っています。この機種の場合温度調整ができませんが、それでも充分納豆といえるものができ上がりました。最新機種なら作るものに合わせて細かく温度調節ができるので、より納豆らしい納豆に仕上がるのでは無いでしょうか。
庭にあるいろいろな草で納豆を作るのは、ちょっとした実験で、何だか夏休みの自由課題をやっているような氣持ちになります。どの植物を使えば、どんな風味の納豆になるのか、より美味しい納豆になるのか、興味がどんどんと涌いてきます。
そのうち、いろいろ試し中で一番美味しく出来た納豆を報告いたします。
ここまで読んで頂きありがとうございました。記事をシェアしていただけたら有難いです。 東倉カララ