我が家では5年ほど前から、台座灸を日々の体のメンテナンスに役立てています。私は頭痛の緩和にもよく使っています。台座灸なら鍼灸院に行かずとも家庭で手軽に、いつでもお灸が出来るのでとても便利です。
この5年間いろいろな製品を使ってみましたが、その使い勝手、オススメを紹介したいと思います。まずはオススメから。
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せんねん灸オフ
やはりなんといっても1番使い勝手が良いのはせんねん灸オフです。しかもたいがいのドラッグストアに置いてあるので、手に入れやすいのも良い点です。
せんねん灸オフはお灸が一つ一つ分離してプラ箱に入っています。剥離紙を剥がすと粘着面が現れます。お灸に点火した後、そのままツボ、幹部に接着面を貼るだけです。熱くなってきたかなと思ったら、すーっとその熱さが和らいで消えてゆきます。商品設計がとても良く考えられて作られています。比較的長めに温かさが持続します。
お灸の熱さもソフトから熱めまで3段階に別れています。まずはソフトきゅう竹生島から始めるのが良いと思います。我が家ではレギュラーきゅうを日々使っています。
せんねん灸のウェブサイトでは、お灸をする上での役立つ情報が満載です。どこにおきゅうをしたら良いかなんて迷われたら、せんねん灸のウェブサイトを見てください。
せんねん灸の場合、台座が厚めですので、お灸をしていて熱かった時には手で容易に移動させられます。お灸を指につまんでも台座はとくに熱くありません。
せんねん灸オフはとても良い製品なのですが、一つだけ良くない点を挙げるなら、価格が高めだと云うことです。日々お灸を活用していると、かなりの数を使います。そうなると結構出費がかさみます。
そんな沢山お灸をする方には、次に紹介する長生灸をお勧めします。
長生灸
長生灸の台座は単なる厚紙でできたお灸です。10cm×15cm程の台紙にびっしりと台座灸が張り付いています。お灸の台座の形は六角形です。台座がせんねん灸オフに比べ薄いものの、特別熱かったり、台座が熱過ぎて動かせないと云うことはありません。
使い心地もせんねん灸と特に代わりはありません。点火して暫くすると熱くなり、耐えられそうもないかなと思い始めると急速に温度が下がってゆきます。長生灸も、とても良く商品設計されていると思います。
長生灸の良い所は、何と云っても安価に買える事です。我が家の場合日々お灸を利用していますので、月にかなりの量の消費量になります。そんな事から業務用の1000個入りを買っても、2月程度で使ってしまいます。
この個数をせんねんきゅうオフで買うならかなりの出費になりますが、長生灸なら6500円ほどですみますから、家計にとても助かります。せんねん灸で同じ数だけ買えば、1万円を超えてしまいます。
効果はせんねん灸オフと変わらず、価格は安い(1000個の大箱で買うなら)と云うことで、大量にお灸を使う方なら長生灸がオススメです。やはり熱さはソフトから熱いまでいろいろ選ぶ事が出来ます。
長安NEO
特に写真は入れませんが、安価なお灸として長安NEOも悪くありません。この製品の場合、台座ではなく紙製の円筒の中にモグサが入っている商品です。円筒の下部にはノリがついているので、お灸を置く場所に張り付きます。ただ斜めになる場所などは、どうしても倒れそうなな感じがして落ちつきません。
あと煙がどの製品よりもモクモクと出ます。使い勝手はいまいちですが、長くマイルドにお灸が持続します。
オススメしません! アイ●●●の台座灸
以上オススメの台座灸の紹介をしましたが、逆にこれはお勧めしたくない台座灸を一つ紹介いたします。伏せ字にしましたがアマゾンなどで台座灸を検索すれば、ああこれかとすぐに判ると思います。
この台座灸を試してみようと思ったのは、長生灸よりも更に価格が安かったことです。1000個で6000円を切る価格に魅力を感じて試してみました。製品の見た目はせんねん灸オフととても似た作りをしています。ですが一度使ってみましたが、安いけれどもこの製品は二度と買いません。私はこの製品はオススメしません!
以下何がダメなのか説明します。
ダメな点その1
上記の2台座灸に比べてまずこの台座灸の場合製品設計が酷いにつきます。点火して熱くなると、やけどをするぐらいにずっと熱いままです。せんねん灸、長生灸はその点本当に良く考えられて作られていると言えます。せんねん灸の様に、熱くなっても直ぐに温度が下がるだろうと我慢をしてしまえば火傷する恐れがあります。実際に私は何度か軽く火傷をしたこと(水膨れが出来ました)があります。
ダメな点その2
お灸をしている最中に、紙で出来た台座が本当に熱くなり過ぎて、持てないことがあります。熱くてお灸を移動させたいのに、そのお灸そのものが熱くて触れないのです。台座が熱くて指がやけどしそうになるのです。
また、その台座だけ肌に残って、お灸部分だけ取れると云うことも時々あります。また、最初から台座が剥がれてしまったものが、200個に付き1つ程入っています。お灸と台座の粘着に問題があると思います。
ダメな点その3
モグサの匂いが良くありません。せんねん灸や長生灸は確かに煙いですが、嫌な匂いではありません。ですがアイ●●●の煙は、なにか匂いがきつく(粗野な感じです)、ちょっと不快です。
我が家での台座灸の使い方 実例
以上私のオススメのお灸について述べましたが、最後に簡単に我が家での台座灸の使い方を紹介してみます。
極くありふれた方法としては、体の各ツボにお灸を置く方法です。せんねん灸のサイトや、ネットであなたの不調に対応するツボを探してみてください。
人間の体には沢山のツボがあって、調べてみるとなかなか面白いものですよ。
その他、我が家で良く行っているのは、首筋からお尻にかけて背骨に沿ってお灸を並べる方法です。背骨の左右2cm程のところにはツボが沢山あります。これだけ置けば、どれかにヒットします。何か調子が悪い、体が冷えてどうしょうもない、疲労が抜けない時などに行います。一応、この方法はプロの鍼灸師さんに教わった方法です。
以上台座灸について紹介してみましたが、正確にツボを捉えられなくても、だいたいの場所にお灸を置くと云う感覚で構いません。人によってツボの位置が少し違う場合や、その日によって微妙にツボの位置が変わるなんて云うこともあります。まずは日々ご自身の体にお灸を置いてみて、温かみを感じて見てください。
慣れてくれば、何処に置けば良いか何となく判るようになってきますよ。
ここまで読んで頂きありがとうございました。記事をシェアしていただけたら有難いです。 東倉カララ